「リーダー」とは何か？ ー予備校時代のおじいちゃん教師ー

こんにちは、あきぴでです。

「リーダー」ってなんでしょうか？

僕は将来劇団の主宰になって舞台業界を再燃させたい。

そのためにはやはり劇団を作ってそれを率いなければならない。

そしてそのためにはみんなが僕についてくるような組織づくりが大切。

じゃあ

みんながついていきたくなるようなリーダーってなんだろう？

そんなことを考えていました。

僕が人生で初めて尊敬した人物にこんな方がいました。

浪人時代の話です。

その人は小さな予備校のおじいちゃんでした。

英語教師でした。

授業中にすぐに脱線するような話の種をいくつも持って

そのたびに僕はその話に惹きつけられました。

長い経験と知識に裏づけされた価値観・人生観。

その人の考え方がいつも僕をワクワクさせてくれました。

しかし今思い返すと、

ただ知識があって長く生きてただけでは僕は惹きつけられなかったと思います。

あの人の本当のすごいところ。

それは生徒一人ひとりに親身になって無条件の信頼を置くことでした。

英語の質問に行くたびにその人はいつも僕に親身になって

受験や浪人の不安を払拭してくれました。

恐らく僕だけでなく他の人にも同じ対応をしていたんだと思います。

そして何よりあの人は僕に無条件の信頼を寄せてくれました。

「お前は合格しそうだから一生懸命サポートしてやる」

そんな条件付きの信頼ではなく、

「どんな結果になっても僕は君のそばにいるよ」

そんな暖かさをいつも感じていました。

あの人にとって僕の合否はさほど重要でなかったのかもしれません。

もちろん受かったらそれに越したことはありませんが、

あの人が一番大切にしていたものはきっと

「君がそこにいるだけで、僕はとっても幸せだから」

僕の「行為」ではなく「存在」に対して無上の尊敬を払っていたあの人。

今の僕はあの人にはまだまだ遠く及ばないかもしれません。

しかし劇団を立ち上げようといまいと、

僕はあの人のように、

一人の人間に対してこの上ない尊敬、その人のありのままを受け入れていく信頼。

そんなことができるような大人になりたいです。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

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