にんじんとるねーど

富山が産んだチルユニット『石垣クリエイターズ』でみんなチルしよう

新しい世界を見た~裏垢女子~

“裏垢”というものを聞いたことがあるだろうか。

SNSに存在するアカウントの中で、リアルでは話せないような日常の愚痴、性癖、誹謗中傷などを赤裸々に綴る、いわゆる“裏アカウント”の略称である。

自分も趣味であるゲームやyoutubeの情報収集のための裏垢をもっている。(これは趣味垢とも呼ばれる。)

ネットが普及した現代ではSNSのアカウントを持っている者は多く、そしてそのほとんどがリアルアカウント、通称リア垢(本垢)とは別に裏垢を所持していると言われている。

今回はそんな裏垢の中でも、エロコンテンツに特化した裏垢についてのお話である。

エロ垢と呼ばれるアカウントが何をしているのかというと、自分の裸の画像や行為の動画をアップしたり、性行為を目的とした待ちあわせ募集をかけたり、といった内容だ。

これらは総じて性欲や承認欲求を満たすための行動である。

これを聞いて驚く人は少なくないだろう。

これが現代である。

当然だが、東京や大阪など都市圏に多い。

防犯のためといって買ってやったスマホで、あなたの娘はネット上にみだらな姿をさらけ出しているかもしれない。

もしかすると、卑怯な大人によって犯罪に巻き込まれているかもしれない。

本当に怖い世界だと思う。

ただ、多くの人がやっているからと、気軽に手を出す若者は多いだろう。

せめて、若い子をもつ親御さんは「ネットに顔や住所などの個人情報は載せるな」と口を酸っぱくして教育してほしい。



さて、話が脱線したが、この裏垢、とてもエッチ♡である。

自分のエッチ♡なコンテンツへの知的好奇心は留まることを知らないため、裏垢のことは以前から知っていた。

今回も「裏垢」と検索をかけたところ、素敵なお姉様方が白い柔肌や豊満な胸を惜しげもなく晒していた。(意外ときったねぇおっさんはいないものである。)

あぁ、みんな表には出せないものをここで発散しているんだなぁとアカウントをはしごしていると、Twitterの機能で“スペース”と呼ばれる声のみの通話ができる機能を利用しているアカウントを見つけた。

通話はもう始まっており、すでに数人が参加しているようだった。

話の内容が気になりスッと参加してみると、男女が談笑していた。

参加するとそれが見えたようで、「〇〇(自分の趣味垢の名前)さん、こんばんは〜」と女性が挨拶してくれた。

挨拶と軽い談笑をして「なんのお話をされてたんですか?」と聞いたところ、話のテーマはやはり、下ネタだった。

内輪ノリで楽しそうに話していたため、自分はマイクをミュートにして聞く側にまわっていたのだが、正直驚いた。

話の内容は簡潔に、

先ほどまで性行為をしていたこと、次はいつするのか、それぞれの性癖、女性参加者の胸のサイズ、通話参加者同士の性行為の感想などがあった。

真面目に生きてきた自分からすると、少々刺激的な内容だった。

もちろんこれまでにパートナーとそういう話をすることはあったが、不特定多数の前でそういう話をしていることが新鮮だった。

中にはどうやら顔見知りが数人いたようだし、何より礼節はわきまえているものの、かなりオープンに下ネタトークをしていた。

面白い。

そう思った。

なんだこのプロフェッショナルのナレーションみたいな台詞は。

しかし実際そう思った。

自分とは全く別の世界を生きてきたんだろうと思った。

年齢層はだいたい20代半ばから30代半ばまでが集まっていたように思う。声を出していた人は。

だから、仕事の都合などで相手のいる地域を訪ねた際に会うのだろう。

そんなアポがSNSでは容易にとれる。

しかもお互い目的は一致している。

いやぁ、、、エッチ♡だなぁ〜〜

嫌悪感などではなく、新たな世界と出会えたことにワクワクしていた。

これが新たな出会いの形というものなのだろう。

想像以上に清潔感と礼節を併せ持ったこのエッチ♡なコンテンツに、もしかするとハマっていくかもしれない、、と感じた夜だった。



ちなみに途中で寝てた。