劇団キャラメルボックス、再旗揚げ。
こんにちは、あきぴでです。
俳優を目指して大学を卒業してフリーターになってから、自己啓発の本をよく読むようになりました。
理由は「自分が本当に俳優になりたいのか、よく分からなくなったから」です。
コロナになってから一度舞台を経験しましたが、
劇団のみんなと密を避けながらの稽古は僕にストレスでしかありませんでした。
役同士がぶつかり合って交感できることが舞台の、演劇の面白さなのに。
こんな距離を保ってマスクをして稽古、だなんて。
そんなの僕のしたい演劇じゃない。
この状況がいつ晴れるかわからない状況で、僕はそれでも演劇を続けていきたいのか?
僕には答えがすぐには見つかりませんでした。
自分の本当にやりたいことってなんだろう?
そこから僕はなんで自分が演劇に志したのか?を考え始めました。
そう、あれは高2の6月、高3の先輩が引退する最後の公演でした。
キャストふられた部員が辞めて色々と大変だったこともありました。
でもあの公演『サンタクロースが歌ってくれた』は僕が一番心に残っている演目の一つです。
キャラメルボックス成井豊作の笑って泣けて心温まる最高傑作です。
詳しくは語れませんが、とてもわかりやすい筋書きでしかし飽きは来ず、時折小ボケも挟みながら最後のラストはもう大感動。
この演目を終えて、僕は初めて部活が、舞台が一つになるという感動を覚えました。
みんなの心が一つになったのをひしひしと感じたんです。
それだけでなく、友達からもいろんな声をいただきました。
「すごい楽しかった!」「また見に行きたい!」
演劇を一度も見たことない友人がほとんどだったのでそれを聞いて僕は本当に嬉しくなりました。
舞台と、お客さんが一つになるという感動もまたそこで覚えました。
そうだ、僕がしたいのは演劇だ。
やっぱり僕は演劇がしたいんだ。
僕はそこで改めて自分はやっぱり演劇がしたいということに気づきました。
今はもうないキャラメルボックスですが、
あの感動を、もう一度みんなと共有したい。
「『サンタクロースが歌ってくれた』を再演させたい」
はっきりとそう思いました。
しかしキャラメルボックスはもうない。
それなら僕が作るしかない。
キャラメルボックスの遺志を引き継いだ劇団を。
そのためにコロナが明けてから僕がすぐに動けるようにしておかないといけない。
だから僕はコロナが明けるまで全力で今できることをする。
そう誓いました。
コロナが明けてから十分に自分が動けるように準備しよう。そう思いました。
舞台俳優は不安よな
あきぴで、動きます。
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